学習会「一人暮らし体験」の様子について

2022年1月25日 更新

以前「SST新科目について(http://city-yougo.org/event/entry.php?id=9)」で紹介していた、一人暮らし体験について、その後の経過をご紹介します。目的や概要につきましては、上記リンクをご確認下さい。
 
 昨年度から実施している「一人暮らし体験」ですが、これまでにのべ8名の高校生が参加しました。事務局で用意した、実施出来るメニュー(洗濯・料理・掃除・その他一人暮らしに関すること等)についてのアンケートへ事前に回答してもらい、そのアンケート内容に合わせて1日のスケジュールを組み立てています。今年度は、体験への参加が2回目のお子さんもいたので、そのお子さんには自分でスケジュールを組んでもらったりもしました。

以下は体験の様子や感想です。
使用するお部屋は、ドアモニターのあるお部屋なので、突然の来客があったときの対応なども体験出来ます。実際に体験してもらったところ、呼び鈴が鳴ると、すぐに「はーい」と玄関から出てきてくれるお子さんもいたので、「チェーンをかけて対応して良いこと」、「ドアモニターで相手が誰か確認してから出ること」等を伝えたりもしています。普通のアパートの一室ですので、隣に住人がいるときもあります。「隣の音が結構響くのだと思った」と言っているお子さんも居て、口頭で伝えるだけでは分からない部分も、体験を通してお伝え出来ていると感じています。
料理は、電子レンジでつくってみたり、キッチンばさみを使ってみたりなど、色々試してもらっています。自立したあとは、きっと料理をする機会も増えると思うので、自分の生活スタイルに合った方法を探すきっかけになればいいなと思っています。「電子レンジ料理の新たな可能性に気付いた!」と話していたお子さんもいました。

もし、宮城県内の児童養護施設等に入所しているお子さん・宮城県内の里親さんに委託されているお子さんを体験させたい、詳細を知りたいという場合は、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

※2021年度より、これまでSSTと呼んでいた、施設で生活しているお子さん向けの勉強会の呼称を「学習会」へ変更しました。
※一人暮らし体験で使用しているお部屋(アパートの一室)はソフトバンク・チャリティスマイル「安心して社会に巣立とう応援助成」という助成金を利用しています。

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